第二種電気工事士の実技試験で落ちてしまう人の傾向をしておけば、対策が見えてきます。
また前回の技能試験に落ちてしまい、今回の技能試験で再チャレンジする人の対策にもなると思います。
今回は第二種電気工事士の実技試験で不合格になる3つの理由と6の対策を紹介します。
実技試験で落ちる3つの理由
練習不足
第二種電気工事士の技能試験の合格者が対策に費やした時間は平均67時間(当サイトアンケート結果)です。
もしこれより対策に費やした時間が短ければ、単純に練習不足だと思います。
短い人だと15時間という回答もありましたが、基本的には工具を使い慣れていて、工事会社に勤めている方だと思われます。
欠陥があった
欠陥は減点でなく一つでもあれば不合格になります。
問題を完成させることだけに集中して、試験センターが公表している欠陥事例を確認できていないケースが多いです。
技能試験対策を始めたら、定期的に欠陥事例を確認するようにしましょう。
ホーザンの第二種電工試験の虎も参考になります。
時間内で完成できなかった
時間内に完成できないのも不合格で多い原因の一つです。
40分以内の完成を目指して練習している人はまず本番では間に合いません。
目安として、
完成・・・20分
見直し・・・10分
練習では25分以内に完成させるように、時間を計りながら練習しましょう。
実技試験で落ちないための6つの対策方法
複線図を徹底的にマスターする
複線図は5分以内に書き終えるのが鉄則です。
5分以内に書き終えるには、複線図をほぼ暗記しているぐらいマスターしている必要があります。
候補問題をひたすら練習する
候補問題は最低2回練習しましょう。
2回練習が終わったら、苦手な候補問題を3回やる感じでいいと思います。
残りはあまったケーブルでケーブのシースを剥ぐ作業や、輪づくり(のの字曲げ)などの単位作業を繰り返し練習しましょう。
欠陥チェックを徹底する
欠陥のチェックは非常に重要です。
特にランプセプタクルは気づかないうちに欠陥になりやすい部分です。
(出典:電気技術者試験センター「技能試験の概要と注意すべきポイント」)
電気技術者試験センターが公開している情報を繰り返し確認しましょう。
単位作業を丁寧に練習する
自信があったのに不合格になってしまう原因は、練習をやり始めたときに間違ったやり方を覚えてしまい、間違ったやり方をマスターしてしまったことです。
技能試験に合格するにはスピードも大切ですが、間違った作業で早くなっても意味がありません。
まずは、初歩的な作業から丁寧にやることが大事です。
特に単位作業は、間違いなくできるまでは何度も丁寧に練習するに限ります。
ホーザンの「第二種電工試験の虎」の動画を見ながら正しいやり方を覚えていきましょう。
狭いスペースで練習する
これは私が自身がやっていた対策ですが、筆記試験の会場をみて机の大きさから作業スペースがかなり狭いと感じました。
そこで、技能試験の練習は普段使っている机の半分ぐらいのスペースを利用してやることしました。
試験本番では案の定、作業スペースが狭かったのですが、時間内に問題なく完成することができました。
サポート付きの練習キットを購入する
電気工事士の試験は工具や材料代がかかるので、独学で受験する人も多いです。
ただし、独学の場合は間違ったやり方を覚えてしまった場合に見直す機会がなかなかありません。
そこでおススメしたいのが、サポート付きの練習キットを利用することです。
準備万端シリーズはサポートも手厚い
練習キットのレンタルで知られる「準備万端シリーズ」はサポートも手厚く、独学で陥りやすい間違った方法を身に着けてしまうリスクを避けることができます。
独学の場合は、自身が覚えた知識や技術が正しいのか定期的にチェックしていく必要があります。
準備万端シリーズを販売しているジェイメディアネットは、受験者から来た質問に対して正確にアドバイスしてくれます。
教材代だけで、通信講座のようにアドバイスをもらえるのはとてもお得だと思います。
モズシリーズはLINEのサポートが手厚い
電気工事士試験の練習キットを販売している株式会社ジャパンエレグロスのモズシリーズはわからないところを写真や動画をLINEで送って質問することができます。
メールと違ってLINEなのでレスポンスがとても速いです。
プロの電気工事士がアドバイスしてくれるので、心強いですね。
まとめ
今回は第二種電気工事士(実技)で不合格になる3つの理由と6つの対策について紹介しました。
ほとんどの場合は、練習不足と試験センターから公表されている欠陥についての確認不足です。
時間や作業スペースは本番を常に想定して練習した方がいいですね。
また試験センターから公表されている欠陥は減点ではなく不合格となりますので、定期的に試験センターの情報を確認するようにしましょう。
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