第二種電気工事士試験で避けて通れないのが複線図です。
・時間内で作品の完成ができず悩んでいる
実は私も複線図がかなり苦手で、筆記試験では苦労したのですが、実技試験では難なく合格することができました。
今回は第二種電気工事士の実技試験で複線図書かないで合格できるのかについて解説します。
第二種電気工事士の実技試験で複線図書かないで合格できる?
実際に、複線図を書かずに合格している人も多いです。
ただし、複線図を書かずに合格できる人の特徴としては、
・複線図を完璧に理解していて書かなくても作業できる
のどちらかです。
現場で仕事をしている本職の方であれば、複線図書かずに完成できるのは当然といえば当然ですよね。
しかし、初心者が複線図を理解しないまま、作業しても間違いに気づかず不合格になる可能性があります。
実技試験で複線図を書かないリスク
練習の時に、完璧にできていてもいざ試験本番となると、緊張して作業ペースも普段より早くなります。
そのため、無意識レベルでできる簡単な作業ほどミスしやすいです。
時間内に完成させて、見直してみると意外なところにミスが見つかりやり直すことになります。
実技試験で複線図は5分で書ける?
電工二種の合格者のブログやyoutube動画では、複線図は5分で書けと紹介しているものが多いです。
「5分で書けたら苦労しないよ!」
という方も安心してください。
出題条件が変わる可能性があるので、書いた後は必ず確認は必要ですが、複線図は暗記で問題ないと考えています。
候補問題No1~No13を一通りやって、複線図を暗記してしまえば、2,3分で書きだすことができるので、時間的にも余裕を作ることができます。
すると落ち着いて作業できるようになりますよ。
第二種電気工事士の複線図問題はこれで解決!
初心者の場合は丸暗記して完璧に覚えてしまった方が無難だと思います。
私の場合、以下のやり方で合格できました。
・苦手な候補問題のみ、3回目もやる
・輪づくり(のの字曲げ)などの基本作業を繰り返す
・材料を使い切ったら、複線図を各問題10回以上書く。
試験直前は複線図を回答を見ながらひたすら書いて覚えました。
練習の時間が取れない日や、朝の出勤前のスキマ時間を利用して練習しましょう。
特に3路スイッチ(候補問題No6)、4路スイッチ(候補問題No7)は複線図を暗記してしまった方がいいです。
複線図の練習にホーザンの動画がおススメ
ホーザンのYOUTUBEチャンネル「電工試験の虎」では第二種電気工事士の候補問題の解説動画の中で複線図の書き方についてもわかりやすく説明しています。
動画で紹介されている手順で何度も書いていけば、ムリなく覚えられますので、まずはゆっくりでいいので、動画を見ながら書いてみましょう。
↑はホーザンの動画を見ながら練習しているところ。
4色ボールペンがおススメ
複線図を書いても、ぱっと見で理解できなければ意味がありません。
複線図は単色ではなく4色ボールペンを使って書くことをおススメします。
ケーブルの色や寸法の表記は別の色を使った方が見やすく、間違いが少なくなります。
練習の時から4色ボールを使って書くようにしましょう。
複線図を書かないやり方はマネすべきではない理由
上級者向けだから
Youtubeを見ていると、複線図を書かずに施工する方法を推奨している動画を見かけることがあります。
作業も早く、複線図が苦手な人にとっては飛びつきたくなりますが、複線図を書かずにできるのは基本的に上級者です。
そのため、初心者の場合複線図を書かない方法を鵜呑みにせず、基本に忠実に作業した方がミスが少ないでしょう。
ケーブルの追加支給がない
第二種電気工事士の技能試験では、
・端子ねじ
・差込形コネクタ
の3点は追加支給がありますが、ケーブルの追加支給はありません。
そのため、使用するケーブルの種類を間違えて切断してしまうとやり直しができません。
まとめ
今回は第二種電気工事士の実技試験で複線図を書かないで合格できるのかについて解説しました。
お伝えした内容をまとめると、
まとめ
・複線図を書かなくても合格は可能
・初心者は書かないと合格は難しい
・苦手な人は丸暗記がおススメ
以上のことから、現場で経験のない方は実技試験は複線図を書くことをおススメします。
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