技能試験(実技)

第二種電気工事士の実技試験はカンニングして合格できる?

「第二種電気工事士の実技試験ってカンニングできる?」

と考えている人もいると思います。

当サイトはもちろんカンニングは反対の立場ですが、実技試験のカンニングについて検索する受験者が一定数いるので、そこについてしっかり回答したいと思い記事にしました。

今回は第二種電気工事士の実技試験でカンニングは可能なのか?カンニングして合格できるのか?について解説します。

第二種電気工事士の実技試験でカンニングは可能?

電気工事士の技能試験って仕切りとかないよね?カンニングできるの?
受験者
受験者

電気工事士の実技(技能)試験でカンニングですが、

シン@独学マスター
シン@独学マスター
結論から言うと他の受験者の作っているのをカンニングして作品を完成させるのは難しいでしょう。

その理由としては、

・他の受験者と席が離れている
・試験時間が短い
・複数の試験監督が配置されている
・白紙や通信機器は机上に置くことができない

などがありますが、それぞれ詳しく解説します。

他の受験者と席が離れている

試験会場は大学の講義室など、借りて行われることが多く、仕切りなどはありませんが、他の受験者と隔離されています(私の時は一人で2席分を割り当てられていました)

そのため、他の受験者の作品を近くで見ることができないためカンニングはかなり難しいです。

同様に、複線図も問題用紙の余白にしか書けないので、他人の書いた複線図を見ることはかなりむずかしいです。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
試験本番に書いた複線図ですが、余白のスペースが小さく、隣や後ろの席からカンニングするのは不可能でした。

試験時間が短い

運よく他の受験者の作品をカンニングできたとしても、試験時間が短く完成が間に合わないでしょう。

試験時間は40分ですが、複線図を5分以内で書き上げ、作業に充てられるのは20分から25分程度。残り時間は見直しに充てます。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
他の受験者の作品をカンニングできたとしても時間内に完成させるのが難しいです。

試験時間について

個人的にはカンニングしても完成できないように試験時間を短かく設定していると思います。

複数の試験監督が配置されている

第二種電気工事士の試験会場には複数の試験係員が配置されていて、受験者に不正行為がないかチェックしています。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
ちなみに私が受験した会場では5名いたので、カンニングはかなり難しいと感じました。

カンニングが疑われる場合は注意を受けたり、従わない場合は退場になります。

白紙や通信機器は机上に置くことができない

実技試験では白紙や通信機器(スマートフォン、スマートウォッチなど)は机上に置くことができなません。

そのため、あらかじめ紙に書いておいた複線図を持ち込む行為もできません。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
私の場合はシャープペンシルの芯が入っているケースもダメでした。

もしスマートウォッチ以外に時計がない場合は、事前に借りておくか、1000円程度の安い腕時計を電量販店などで購入しておきましょう。

第二種電気工事士の実技試験でカンニングがばれた場合

試験中にカンニングがばれた場合は不正行為となり退場となります。

9000円以上も受験料払っているのに、不正行為での退場はお金をドブに捨てるようなものです。

下は電気技術者試験センターの資料から抜粋したものです。要確認ですね。

・不正行為
カンニング,終了後の作業継続,電動工具の使用等の不正行為があった場合,また,他
の受験者の受験を妨害するなどの迷惑行為で退出を求められた場合には,作品は採点の対
象にはなりません。
(技能試験の概要と注意すべきポイント:電気技術者試験センター)

第二種電気工事士の実技試験でカンニングと判断される行為とは?

第二種電気工事士の技能試験では、他の受験者の作品を盗み見る行為だけが不正行為になるわけではありません。

電気技術者試験センターの受験案内には、カンニング以外にも失格につながる行為が明記されています。

特に注意したいのは、試験開始前や終了後の行動も不正行為に該当する場合があるということです。

カンニング以外にも失格になる行為がある

2026年度の第二種電気工事士試験の受験案内では、次のような行為が不正行為として挙げられています。

  • カンニングペーパーなどを使用する
  • スマートフォンやスマートウォッチなどの電子機器を使用する
  • 試験室内をカメラなどで撮影する
  • 試験開始の合図前に問題を開く
  • 試験終了の合図後も作業を続ける
  • 使用が禁止されている電動工具などを使用する
  • 試験監督員の指示に従わない

例えば、試験終了の合図があった後に「あと少しで完成するから」と作業を続けることも、不正行為に該当します。

カンニングするつもりがなくても、試験のルールを知らなかったことで失格になる可能性があります。

受験前には、必ず最新の受験案内を確認しておきましょう。

第二種電気工事士試験の受験案内(電気技術者試験センター)

カンニングで失格になったら再受験できる?

カンニングなどの不正行為で失格になった場合、その試験で合格することはできません。

また、2026年度の受験案内では、悪質な不正行為について、次回以降の受験を断る場合があることも明記されています。

つまり、単に今回の試験に落ちるだけでは済まない可能性があります。

なお、不正行為による失格者には、試験結果通知書が送付されないと案内されています。

資格取得のために費やした勉強時間や受験料を無駄にしないためにも、ルールを守って受験することが大切です。

第二種電気工事士の実技試験でカンニングと間違えやすい行為

技能試験を初めて受験する人の中には、「これはカンニングになるの?」と不安に感じる人もいると思います。

そこで、試験中に迷いやすい行為を整理しました。

行為 注意点
問題用紙に複線図を書く 試験開始後、指定された用紙に自分で記入する
事前に候補問題を暗記する 通常の試験対策として問題ない
自分の完成作品を見直す 試験時間内であれば可能
他人の作品を参考にする カンニングと判断されるおそれがある
事前に作った複線図のメモを見る カンニングに該当する
終了の合図後に作品を修正する 不正行為に該当する

複線図を暗記して試験を受けるのはカンニングではない

第二種電気工事士の技能試験では、事前に候補問題が公表されています。

そのため、候補問題の複線図や施工手順を覚えて試験に臨むこと自体は、カンニングではありません。

むしろ、候補問題を繰り返し練習して、試験本番で迷わず作業できるようにすることが重要です。

ただし、暗記した内容を書いたメモを試験中に参照する行為は別です。

頭の中で覚えていることと、持ち込んだ資料を見ながら作業することは区別しましょう。

持ち込みが認められている工具でも使い方には注意

技能試験では、受験者が工具を持参して作業します。

ただし、どのような工具でも自由に使用できるわけではありません。

例えば、電動工具など、使用が禁止されている工具があります。

また、工具にメモを貼り付けるなど、解答を参照するための工夫は避けるべきです。

工具や補助具の使用条件は、最新の試験センターの案内を確認してください。

不明な点があれば、自己判断で使用せず、試験当日は監督員の指示に従いましょう。

試験本番ではカンニングする余裕はない

実際に試験を受けてみるとわかりますが、時間が短すぎてカンニングする余裕はありません。

作業も候補問題を繰り返し練習して無意識レベルで作業しないと間に合わないからです。

そのため、カンニングしたくてもできないと思った方がよいですね。

カンニングを考えるほど不安なら試験前にこの3つを練習しよう

第二種電気工事士の技能試験で、時間内に作品を完成できるか不安な人もいると思います。

しかし、他の受験者の作品を見ることよりも、自分の作業を確実にする方が合格につながります。

私自身、独学で技能試験に合格しましたが、特に重要だと感じた練習を3つ紹介します。

① 複線図を5分以内に書けるようにする

私が技能試験の対策で意識していたのは、複線図を5分以内に完成させることでした。

複線図で時間を使いすぎると、その後の施工や見直しの時間が足りなくなります。

候補問題の複線図を繰り返し書き、接続方法を迷わず判断できるようにしておくことが重要です。

ただし、複線図を丸暗記するだけでなく、配線の仕組みも理解しておきましょう。

② 苦手な単位作業だけを繰り返す

候補問題を最初から最後まで何度も施工するだけが、技能試験の練習ではありません。

例えば、リングスリーブの圧着やランプレセプタクルの結線など、苦手な作業を繰り返す方法も有効です。

私も練習では、余ったケーブルを使って単位作業を何度も繰り返していました。

特に圧着作業は、本番でやり直すと時間を取られてしまいます。

苦手な部分を重点的に練習しておくことで、作業の正確性とスピードを高められます。

③ 完成させるだけでなく欠陥を確認する

技能試験は、作品を時間内に完成させるだけでは合格できません。

完成した作品に欠陥がないか、見直すことも重要です。

私の場合、練習では25分以内の完成を目標にして、試験本番では見直しの時間を確保するようにしていました。

実際の試験では施工ミスに気づいてやり直す場面もありましたが、時間内に修正して合格できました。

本番で慌てないためにも、普段から完成後のチェックまで含めて練習しておきましょう。

独学で作業に自信がない場合は練習環境を見直す

独学で技能試験を受験する場合、間違った作業方法を覚えてしまっても、自分では気づきにくいことがあります。

そのため、作業方法を確認できる教材や、サポート付きの練習キットを活用する方法もあります。

ただし、すでに工具や材料が揃っている人は、無理にセットを買い直す必要はありません。

まずは苦手な作業や不足している材料を確認して、必要なものだけを追加しましょう。

これから練習を始める人は、以下の記事も参考にしてください。

第二種電気工事士のおすすめ実技練習キットを比較する

実技試験のカンニングはあきらめよう

以上のことから、第二種電気工事士の実技試験でカンニングしても合格する確率はかなり低くく、リスクしかありません。

カンニングはあきらめましょう。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
カンニングについて調べている時間があったら、候補問題の複線図をすべて丸暗記してしまった方がよほどいいです。

事前に候補問題が公表されているので、本番までしっかりと練習してくださいね。

試験前に問題と解答が用意されている試験って電気工事士試験ぐらいだと思うので、徹底的にマスターして合格しましょう。

複線図を丸暗記する方法はこちらの記事でも紹介しています。

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シン@独学マスター

40代文系素人が第二種電気工事士試験を独学で一発合格した勉強法を紹介!/国立大学を独学で合格/国家公務員試験を独学で合格/第二種電気工事士を独学で合格

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