第二種電気工事士の実技試験(技能)の再試験へ挑む方向けに
・合格者を参考した対策
を紹介したいと思います。
今回は、電気工事士2種(実技)再試験対策と不合格者の5つの特徴について紹介します。
再試験の申込手続き方法
年度内の試験日程を確認し、公開されている受付期間内にWebサイトまたは郵便を使用して申し込みを行います。
申込の際は、必要事項を漏らさず記入し、所定の受験料を支払って手続きを完了させましょう。
再試験の申込み忘れに注意
前回の筆記試験に合格すると、次回の試験は筆記試験が免除されますが、試験センターから案内が届くわけではなく、通常の試験と同じ申込期間中に申し込む必要があります。
申込忘れで再試験
電気工事士2種試験不合格者の5つの特徴
再試験を成功させるためには、前回の試験での反省点を明確に把握し、その改善を目指すことが重要です。
そのために、実技試験で落ちる5つの要因を把握しておきましょう。
工具を使い慣れていない
第二種電気工事士の技能試験は、工具を使い慣れていないと時間通りに完成させるのは難しいです。
工具を揃えるのがもったいないという理由で、試験直前に借りて試験に挑む方がいますが、工具は購入してしっかり練習時間をとりましょう。
当サイトでのアンケート結果では合格者が、技能試験対策に充てた時間は平均67時間です。
自分の工具を持ってない方は再試験に早めに向けて準備しましょう。
時間通りに完成できない
時間通りに完成できないのが、不合格の原因でおそらく一番多いのではないでしょうか。
練習では時間通りにできても本番で時間が足りなかった方が多いですね。
理想としては練習で25分程度での完成を目指して練習しましょう。
動画を見ながら練習している人は動画の再生速度を徐々に上げて練習すると早くなります。
複線図が書けない
複線図が書けず、正しく施工できなかったという方もいました。
単純に練習不足ですが、複線図は暗記で大丈夫です。
事前に電気技術者試験センターから公表されている候補問題13問の複線図は繰り返し書いて覚えておきましょう。
対策を始めるのが遅すぎる
第二種電気工事士の実技試験対策は、筆記試験が終わったらすぐ始めた方がいいです。
落ちる人の多くが試験センターの合格発表後に動き出して対策が遅れてしまいます。
再試験で筆記が免除の場合は、すぐにでも対策するようにしましょう。
基本作業を軽視している
どの候補問題にも出題される以下の作業は正確にミスなくできることを目指して繰り返し練習する必要があります。
・輪づくり(のの字曲げ)
上記の作業は最低でも本番までに50回以上は繰り返しておきたいです。
これらの練習はあまった材料でも十分練習可能なので、一通り候補問題をこなしたら、試験本番までひたすら練習しましょう。
基本作業は、本番でもミスが出やすいので手を抜かないようにしよう。
腱鞘炎やケガに注意する
技能試験の練習のしすぎで腱鞘炎になったり、工具の誤った使い方でケガをする場合があります。
対策としては、以下のとおりです。
・1日に練習する問題は2問程度にする
・試験直前に詰め込みすぎない
・電気工事士技能試験用の工具を使う
1問練習するごとに休憩を設ける
個人的に最も手首に負担を感じたのは、差込コネクタの抜き差しでした。
スイッチやコンセントと違って「はずし穴」がないので、握力に頼る必要がありますが、ペンチで電線を挟んでねじるようにすれば簡単に外すことができるので試してみてください。
ただし、試験本番では被覆にキズが付くと欠陥になる可能性があるので、注意しましょう。
1日に練習する問題は2問程度にする
個人的には1日3問以上練習すると腕の疲れが残って力が入りにくく感じました。
ケガを防ぐためにも1日に練習する問題は2問程度にした方がいいでしょう。
試験直前に詰め込みすぎない
技能試験の対策は本番の2か月前ぐらいからスタートして、1日1時間程度を続けるのがいいと思います。
電気工事士技能試験用の工具を使う
ネット上ではいろんな人が工具を紹介していますが、基本的には電気工事士技能試験用の工具を使った方がいいです。
試験対策用の工具は試験の作業に特化した作りになっているので、腕や手首に負担が少ないです。
過去の受験生の再試験合格体験談
過去の受験生の体験談からは、参考にできることが多くあります。
合格者に共通するのは、「具体的な対策を立てたこと」と「積極的に練習を重ねたこと」です。
例えば、ある受験者は再試験に向けて専用の練習キットを購入し、毎日一定時間を練習を継続しました。
また、別の受験者は、試験のミスを避けるために、細部にまで注意を払う習慣を身につけたことが合格につながったと語っています。
こうした体験談を参考にし、自分自身の学習方法を見直すことが重要です。
まとめ
今回は電気工事士2種(実技)再試験対策と不合格者の5つの特徴について紹介しました。
とにかく、直前に焦って練習するのではなく、余裕をもって計画的に対策するようにしましょう。
万が一、直前に腕を痛めてしまった場合は、複線図の暗記などに切り替えムリのないようにした方がいいです。
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