私自身も安く揃えようと、地元で何でも揃うと有名なホームセンターに足を運んでいたのですが、結論から言うとネットで買った方がお得です。
今回は、私の体験談をもとに電気工事士2種(実技)試験の練習材料をホームセンターで購入してはいけない理由について解説します。
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ホームセンターで電気工事士の練習材料を全部揃えるのはできない
結論から言うと、第二種電気工事士の練習材料をホームセンターですべてそろえることはできません。
ホームセンターでは在庫としておいてない物がいくつかあります。
私が地元の人気ホームセンターで確認した結果、次に紹介する商品は在庫がありませんでした。
ホームセンターで電気工事士の練習材料を揃えることは難しい
×ケーブルEM-EEF 2.0mm×2芯
×ケーブルVVF2.0mm×2芯(青色シース)⇒灰色で代用可
×ケーブルVVF2.0mm×3芯(青色シース)⇒灰色で代用可
×ケーブルVVF2.0mm×3芯(赤・黒・緑)
×IV線 1.6mm 黒
×IV線 1.6mm 白
×IV線 1.6mm 赤
×ねじなしボックスコネクタ(E19用)
×ねじなし電線管(E19)
※店舗によっては取り扱いがある場合もあります。
ホームセンターにない場合は、電材屋で探す必要がありますが、42種類をすべて探す手間と時間を考えればネットで購入した方がお得です。
ホームセンターでは電気工事士の練習材料が割高
ホームセンターで練習用の材料を購入するとなると、割高になります。
例えば、練習で最もよく使うVVFケーブル1.6mm×2芯は候補問題No1~13で17.15m必要です。
ほとんどの方は2回ずつ練習するので、34.3mとなります。
そのため、ネットで販売されている練習キットを購入した方がムダがなく安く済みます。
ホームセンターや電材屋で練習材料を購入する場合の費用(練習2回分)
ではホームセンターで電工二種の練習材料を揃えた場合はどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?
材料 | 必要数量(2回分) | 参考価格 | ホームセンターでの取扱 |
EM-EEF 2.0mm×2芯 | 0,5m | 830円 | ×電材屋 |
VVF1.6mm×2芯 | 34,3m | 7,120円 | 〇過剰 |
VVF1.6mm×3芯 | 11.4m | 3,565円 | 〇過剰 |
VVF2.0mm×2芯(青シース) | 6.9m | 3,105円 | ×電材屋 |
VVF2.0mm×3芯(青シース) | 1.1m | 1,210円 | ×電材屋 |
VVF2.0mm×3芯(赤・黒・緑) | 0.7m | 950円 | ×電材屋 |
VVR1.6mm×2芯 | 0.5m | 380円 | 〇過剰 |
VVR2.0mm×2芯 | 0.6m | 495円 | 〇過剰 |
IV 1.6mm 緑 | 0.9m | 165円 | △ |
IV 1.6mm 黒 | 2.1m | 495円 | △ |
IV 1.6mm 白 | 1.7m | 330円 | △ |
IV 1.6mm 赤 | 1.7m | 330円 | △ |
リングスリーブ 小 | 70個 | 616円 | 〇過剰 |
リングスリーブ 中 | 8個 | 1,127円 | 〇過剰 |
ゴムブッシング(19) | 20個 | 878円 | 〇 |
ゴムブッシング(25) | 14個 | 1,298円 | 〇 |
アウトレットボックス | 1 | 402円 | ×電材屋 |
ランプレセプタクル | 1 | 439円 | 〇 |
引掛けシーリング(角形) | 1 | 197円 | 〇 |
引掛けシーリング(丸形) | 1 | 479円 | 〇 |
埋込連投取付枠 | 2 | 218円 | 〇 |
単極スイッチ(埋込) | 2 | 800円 | 〇 |
位置表示灯内臓スイッチ(埋込) | 1 | 619円 | 〇 |
3路スイッチ(埋込) | 2 | 856円 | 〇 |
4路スイッチ(埋込) | 1 | 2,196円 | 〇 |
差込型コネクタ(2本用) | 4 | 278円 | 〇 |
差込型コネクタ(3本用) | 2 | 1,450円 | 〇 |
差込型コネクタ(4本用) | 2 | 819円 | 〇 |
コンセント(埋込) | 1 | 208円 | 〇 |
コンセント(露出) | 1 | 373円 | 〇 |
パイロットランプ(埋込) | 1 | 692円 | 〇 |
ダブルコンセント | 1 | 373円 | 〇 |
接地極付コンセント(埋込) | 1 | 538円 | 〇 |
接地極付接地端子付コンセント | 1 | 769円 | 〇 |
ブロック端子6P | 1 | 568円 | 〇 |
接地極付コンセント 20A 250V | 1 | 659円 | 〇 |
配線用遮断器 | 1 | 1,055円 | 〇 |
ねじなしボックスコネクタ(E19用) | 1 | 153円 | ×電材屋 |
ねじなし電線管(E19) | 1 | 2,046円 | ×電材屋 |
絶縁ブッシング | 1 | 45円 | ×電材屋 |
PF管用ボックスコネクタ | 1 | 98円 | 〇 |
合成樹脂製可とう電線管(PF管) | 1 | 4,288円 | 〇 |
合計 | 43,512円 | ネット17,820円(電池屋が安い) |
※アウトレットボックス以下の材料は使いまわしができます。
ホームセンターにない商品は電材屋で購入したと仮定した場合、
となります。
25,000円以上安く購入できるので、こちらが断然お得です。
工具付きのセットもお得
電工石火シリーズには材料だけでなく、工具もセットになった商品もあります。
おススメしたいのが「第二種電気工事士技能試験用練習セット」です。
本番で使えるホーザンの工具セット込みで32,500円(税込)!ホームセンターで材料のみ購入するより1万円以上安く済みます。
これを購入すれば、別で工具を揃える必要がありません。
筆記試験の終了後にはすぐ売り切れてしまうので、青いボタンをタップして早めに確認しておいた方がいいです。
ホームセンターで工具を揃える場合の費用
先ほど紹介した電工石火の「第二種電気工事士技能試験用練習セット」を購入すれば、工具を揃える必要はありません。
ただし、ホームセンターとネットの金額を比較したい方もいると思います。
私がホームセンターで調べた金額では、
工具 | ホームセンター | ネット | 備考 |
VVFストリッパー | 4,280円 | 3,155円 | ホーザンP-958で比較 |
圧着工具 | 6,598円 | 5,224円 | 同規格で比較 |
+ドライバー | 1,280円 | 821円 | No.2 |
-ドライバー | 1,180円 | 314円 | マイナス5.5x100 |
ホームセンターへ買いに行くメリット・デメリット
技能試験の練習材料や工具をホームセンターへ買いに行くメリット、デメリットをまとめました。
正直言うと、ホームセンターへ買いに行くメリットはあまりありませんでした。
金額的面は時間的な面からもネットでの購入を強くすすめます。
ホームセンターで購入する4つのメリット
ネットと比べると金額的なメリットはありませんが、追加で必要な材料購入するときは便利です。
私の場合はホームセンターでVVFケーブルとリングスリーブを追加で購入しました。
・現物を確認できる
・欲しい材料がすぐに手に入る
・練習キットと違うメーカーで練習できる
追加で購入するときは安くすむ
候補問題を一通り練習して、追加で材料が欲しい時はホームセンターは便利だと思います。
現物を確認できる
現物を確認したいときにはホームセンターは便利です。
欲しい材料がすぐに手に入る
ネットの場合は到着まで最短でも2、3日かかりますが、ホームセンターであれば購入後すぐに練習できます。
練習キットと違うメーカーで練習できる
メーカーによって器具の寸法やストリップゲージの長さが違う場合があります。
ちなみに電気工事士技能試験で支給されてる器具はパナソニックが多いです。
ネットで購入した練習キットが別のメーカーの場合は、ホームセンターでパナソニック製の物を購入して練習すると、より本番に近い練習ができると思います。
ホームセンターで購入する8つのデメリット
ホームセンターで練習材料を購入する際の8つのデメリットです。
・買い間違いのリスクがある
・量り売りがなく、割高
・売り切れや取扱がない場合がある
・交通費がかかる
・結局ネットが安い
・すべて揃えるとかなりの重さになる
・余計な買い物が増える
探す時間がかかる
ホームセンターの売り場はとても広く、電材だけでなく日用品や園芸など膨大な商品を扱っています。
その中から練習用の材料を探すのはかなり時間がかかります。
また、休日は大変混むため、駐車場への出入りやレジ待ちの時間も入れるとかなり時間を取られてしまいます。
買い間違いのリスクがある
違う種類のケーブルや試験で使えない工具で練習しても意味がないので。間違って購入するとお金が非常にもったいないです。
量り売りがない
ホームセンターで売られている材料は量り売りがないものもあるため、過剰に購入してしまう可能性があります。
そのため、ネット販売よりも割高になりやすいです。
売り切れが取り扱いがない場合がある
材料によってはホームセンターで取り扱いがない場合もあります。
在庫がない場合は取寄せてくれますが、また取りに行く手間を考えるとネットでの購入がいいです。
交通費がかかる
ホームセンターへ交通費もかかりますし、1店舗で商品が揃わない場合は数件回る必要があるかもしれません。
最近はガソリン代も高いので、自宅から遠い場合はネットがおススメです。
結局ネットが安い
私の場合は、半日かけてホームセンターの価格を調べてネットと比較しましたが、結局ネットが安いことに気づきました。
すべて揃えるとかなりの重さになる
練習用材料はすべて揃えるとかなりの重さになります。
ホームセンターで購入しても車がないと運ぶのが難しいですし、女性にとってはかなり大変だと思います。
余計な買い物が増える
ホームセンターに行くと、購入の予定がないのに買いしてしまったことありませんか?
安く済ませるために行ったのに余計ない物を買ってしまったり、外食したりで、お金を使ってしまいます。
ホームセンターでの購入が危険な理由
電気工事士の技能試験に持込可能な工具は電気技術者試験センターで認められたものに限ります。
そのため、ホームセンターで工具の購入は買いなおしや、欠陥、失格で不合格のリスクがあります。
とホームセンターのスタッフに聞いてもわからないため、工具を買い慣れている人以外はおススメしません。
試験に持込できない工具
・電動工具(インパクトドライバーなど)
・黄色以外の圧着スリーブ工具
・回路計(テスター)等の計測機器
電材屋で購入
もし近くに電材屋があれば、ホームセンターよりは探す手間が省けるかもしれません。
電材屋であれば、ホームセンターのスタッフより専門知識があるので、見つけやすいでしょう。
営業日に注意
まとめ
ホームセンター好きの人は技能試験の材料や工具を揃えたくなりますが、結果的にネットで購入した方や安く時間も節約できることがわかりました。
工具の買い間違えや試験での失格を防ぐためにもなるべくネットで揃えるようにしましょう。
筆記試験の合格発表後には、すぐに売り切れてしまうため、筆記試験の合格がわかったらすぐに購入した方がいいです。
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