「第二種電気工事士の実技試験ってカンニングできる?」
と考えている人もいると思います。
当サイトはもちろんカンニングは反対の立場ですが、実技試験のカンニングについて検索する受験者が一定数いるので、そこについてしっかり回答したいと思い記事にしました。
今回は第二種電気工事士の実技試験でカンニングは可能なのか?カンニングして合格できるのか?について解説します。
第二種電気工事士の実技試験でカンニングは可能?
電気工事士の実技(技能)試験でカンニングですが、
その理由としては、
・試験時間が短い
・複数の試験監督が配置されている
・白紙や通信機器は机上に置くことができない
などがありますが、それぞれ詳しく解説します。
他の受験者と席が離れている
試験会場は大学の講義室など、借りて行われることが多く、仕切りなどはありませんが、他の受験者と隔離されています(私の時は一人で2席分を割り当てられていました)
そのため、他の受験者の作品を近くで見ることができないためカンニングはかなり難しいです。
同様に、複線図も問題用紙の余白にしか書けないので、他人の書いた複線図を見ることはかなりむずかしいです。
試験時間が短い
運よく他の受験者の作品をカンニングできたとしても、試験時間が短く完成が間に合わないでしょう。
試験時間は40分ですが、複線図を5分以内で書き上げ、作業に充てられるのは20分から25分程度。残り時間は見直しに充てます。
試験時間について
複数の試験監督が配置されている
第二種電気工事士の試験会場には複数の試験係員が配置されていて、受験者に不正行為がないかチェックしています。
カンニングが疑われる場合は注意を受けたり、従わない場合は退場になります。
白紙や通信機器は机上に置くことができない
実技試験では白紙や通信機器(スマートフォン、スマートウォッチなど)は机上に置くことができなません。
そのため、あらかじめ紙に書いておいた複線図を持ち込む行為もできません。
もしスマートウォッチ以外に時計がない場合は、事前に借りておくか、1000円程度の安い腕時計を電量販店などで購入しておきましょう。
第二種電気工事士の実技試験でカンニングがばれた場合
試験中にカンニングがばれた場合は不正行為となり退場となります。
9000円以上も受験料払っているのに、不正行為での退場はお金をドブに捨てるようなものです。
下は電気技術者試験センターの資料から抜粋したものです。要確認ですね。
・不正行為
カンニング,終了後の作業継続,電動工具の使用等の不正行為があった場合,また,他
の受験者の受験を妨害するなどの迷惑行為で退出を求められた場合には,作品は採点の対
象にはなりません。
(技能試験の概要と注意すべきポイント:電気技術者試験センター)
試験本番ではカンニングする余裕はない
実際に試験を受けてみるとわかりますが、時間が短すぎてカンニングする余裕はありません。
作業も候補問題を繰り返し練習して無意識レベルで作業しないと間に合わないからです。
そのため、カンニングしたくてもできないと思った方がよいですね。
実技試験のカンニングはあきらめよう
以上のことから、第二種電気工事士の実技試験でカンニングしても合格する確率はかなり低くく、リスクしかありません。
カンニングはあきらめましょう。
事前に候補問題が公表されているので、本番までしっかりと練習してくださいね。
試験前に問題と解答が用意されている試験って電気工事士試験ぐらいだと思うので、徹底的にマスターして合格しましょう。
複線図を丸暗記する方法はこちらの記事でも紹介しています。
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