技能試験(実技)

電気工事士2種(実技)試験の練習材料をホームセンターで購入してはいけない理由

第二種電気工事士の筆記試験合格したし、ホームセンターで材料を揃えよう。

私自身も安く揃えようと、地元で何でも揃うと有名なホームセンターに足を運んでいたのですが、結論から言うとネットで買った方がお得です。

今回は、私の体験談をもとに電気工事士2種(実技)試験の練習材料をホームセンターで購入してはいけない理由について解説します。

↓ホームセンターより安い練習材料はこちら↓

電光石火の電気工事士技能試験セット

ホームセンターで電気工事士の練習材料を全部揃えるのはできない

結論から言うと、第二種電気工事士練習材料をホームセンターですべてそろえることはできません。

第二種電気工事士の実技(技能試験)で必要な練習材料は全部で42種類あり、

ホームセンターでは在庫としておいてない物がいくつかあります。

私が地元の人気ホームセンターで確認した結果、次に紹介する商品は在庫がありませんでした。

ホームセンターで電気工事士の練習材料を揃えることは難しい

ホームセンターに置いてない練習材料

×ケーブルEM-EEF 2.0mm×2芯
×ケーブルVVF2.0mm×2芯(青色シース)⇒灰色で代用可
×ケーブルVVF2.0mm×3芯(青色シース)⇒灰色で代用可
×ケーブルVVF2.0mm×3芯(赤・黒・緑)
×IV線 1.6mm 黒
×IV線 1.6mm 白
×IV線 1.6mm 赤
×ねじなしボックスコネクタ(E19用)
×ねじなし電線管(E19)
※店舗によっては取り扱いがある場合もあります。

ホームセンターにない場合は、電材屋で探す必要がありますが、42種類をすべて探す手間と時間を考えればネットで購入した方がお得です。

ホームセンターでは電気工事士の練習材料が割高

ホームセンターで練習用の材料を購入するとなると、割高になります。

材料単体の値段はネットで購入するのと大きく変わりませんが、ケーブルの種類によっては量り売りされていないため余分にお金がかかります。

例えば、練習で最もよく使うVVFケーブル1.6mm×2芯は候補問題No1~13で17.15m必要です。

ほとんどの方は2回ずつ練習するので、34.3mとなります。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
ホームセンターで販売されているケーブルは10m単位が多いので、40m分購入しなければいけません。

そのため、ネットで販売されている練習キットを購入した方がムダがなく安く済みます。

ホームセンターや電材屋で練習材料を購入する場合の費用(練習2回分)

ではホームセンターで電工二種の練習材料を揃えた場合はどれぐらいの費用がかかるのでしょうか?

材料 必要数量(2回分) 参考価格 ホームセンターでの取扱
EM-EEF 2.0mm×2芯 0,5m 830円 ×電材屋
VVF1.6mm×2芯 34,3m 7,120円 〇過剰
VVF1.6mm×3芯 11.4m 3,565円 〇過剰
VVF2.0mm×2芯(青シース) 6.9m 3,105円 ×電材屋
VVF2.0mm×3芯(青シース) 1.1m 1,210円 ×電材屋
VVF2.0mm×3芯(赤・黒・緑) 0.7m 950円 ×電材屋
VVR1.6mm×2芯 0.5m 380円 〇過剰
VVR2.0mm×2芯 0.6m 495円 〇過剰
IV 1.6mm 緑 0.9m 165円
IV 1.6mm 黒 2.1m 495円
IV 1.6mm 白 1.7m 330円
IV 1.6mm 赤 1.7m 330円
リングスリーブ 小 70個 616円 〇過剰
リングスリーブ 中 8個 1,127円 〇過剰
ゴムブッシング(19) 20個 878円
ゴムブッシング(25) 14個 1,298円
アウトレットボックス 402円 ×電材屋
ランプレセプタクル 439円
引掛けシーリング(角形) 197円
引掛けシーリング(丸形) 479円
埋込連投取付枠 218円
単極スイッチ(埋込) 800円
位置表示灯内臓スイッチ(埋込) 1 619円
3路スイッチ(埋込) 2 856円
4路スイッチ(埋込) 1 2,196円
差込型コネクタ(2本用) 4 278円
差込型コネクタ(3本用) 2 1,450円
差込型コネクタ(4本用) 2 819円
コンセント(埋込) 1 208円
コンセント(露出) 1 373円
パイロットランプ(埋込) 1 692円
ダブルコンセント 1 373円
接地極付コンセント(埋込) 1 538円
接地極付接地端子付コンセント 1 769円
ブロック端子6P 1 568円
接地極付コンセント 20A 250V 1 659円
配線用遮断器 1 1,055円
ねじなしボックスコネクタ(E19用) 1 153円 ×電材屋
ねじなし電線管(E19) 1 2,046円 ×電材屋
絶縁ブッシング 1 45円 ×電材屋
PF管用ボックスコネクタ 1 98円
合成樹脂製可とう電線管(PF管) 1 4,288円
合計 43,512円 ネット17,820円(電池屋が安い)

※アウトレットボックス以下の材料は使いまわしができます。

ホームセンターにない商品は電材屋で購入したと仮定した場合、

43,518円(税込)(練習2回分)

となります。

ホームセンターとネットでこんなに金額が違うんだ!
受験者
受験者
シン@独学マスター
シン@独学マスター
ネット販売の電池屋「電工石火シリーズ」の場合、練習2回分で17,820円です。

25,000円以上安く購入できるので、こちらが断然お得です。

⇒<電工石火>第二種電気工事士 2回練習分はこちら

工具付きのセットもお得

電工石火シリーズには材料だけでなく、工具もセットになった商品もあります。

おススメしたいのが「第二種電気工事士技能試験用練習セット」です。

本番で使えるホーザンの工具セット込みで32,500円(税込)ホームセンターで材料のみ購入するより1万円以上安く済みます。

これを購入すれば、別で工具を揃える必要がありません。

筆記試験の終了後にはすぐ売り切れてしまうので、青いボタンをタップして早めに確認しておいた方がいいです。

第二種電気工事士技能試験用練習セット

ホームセンターで工具を揃える場合の費用

先ほど紹介した電工石火の「第二種電気工事士技能試験用練習セット」を購入すれば、工具を揃える必要はありません。

ただし、ホームセンターとネットの金額を比較したい方もいると思います。

私がホームセンターで調べた金額では、

工具 ホームセンター ネット 備考
VVFストリッパー 4,280円 3,155円 ホーザンP-958で比較
圧着工具 6,598円 5,224円 同規格で比較
+ドライバー 1,280円 821円 No.2
-ドライバー 1,180円 314円 マイナス5.5x100
シン@独学マスター
シン@独学マスター
商品単体で見ても、ネットで購入した方が安いことがわかります。

ホームセンターへ買いに行くメリット・デメリット

技能試験の練習材料工具をホームセンターへ買いに行くメリット、デメリットをまとめました。

正直言うと、ホームセンターへ買いに行くメリットはあまりありませんでした。

金額的面は時間的な面からもネットでの購入を強くすすめます。

ホームセンターで購入する4つのメリット

ネットと比べると金額的なメリットはありませんが、追加で必要な材料購入するときは便利です。

私の場合はホームセンターでVVFケーブルリングスリーブを追加で購入しました。

・追加で購入するときは安くすむ
・現物を確認できる
・欲しい材料がすぐに手に入る
・練習キットと違うメーカーで練習できる

追加で購入するときは安くすむ

候補問題を一通り練習して、追加で材料が欲しい時はホームセンターは便利だと思います。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
私の場合、練習2回分をネットで購入し、VVFケーブルとリングスリーブはホームセンターで追加購入しました。

現物を確認できる

現物を確認したいときにはホームセンターは便利です。

欲しい材料がすぐに手に入る

ネットの場合は到着まで最短でも2、3日かかりますが、ホームセンターであれば購入後すぐに練習できます。

練習キットと違うメーカーで練習できる

メーカーによって器具の寸法やストリップゲージの長さが違う場合があります。

ちなみに電気工事士技能試験で支給されてる器具はパナソニックが多いです。

ネットで購入した練習キットが別のメーカーの場合は、ホームセンターでパナソニック製の物を購入して練習すると、より本番に近い練習ができると思います。

ホームセンターで購入する8つのデメリット

ホームセンターで練習材料を購入する際の8つのデメリットです。

・探す時間がかかる
・買い間違いのリスクがある
・量り売りがなく、割高
・売り切れや取扱がない場合がある
・交通費がかかる
・結局ネットが安い
・すべて揃えるとかなりの重さになる
・余計な買い物が増える

探す時間がかかる

ホームセンターの売り場はとても広く、電材だけでなく日用品園芸など膨大な商品を扱っています。

その中から練習用の材料を探すのはかなり時間がかかります。

また、休日は大変混むため、駐車場への出入りやレジ待ちの時間も入れるとかなり時間を取られてしまいます。

買い間違いのリスクがある

シン@独学マスター
シン@独学マスター
私も技能試験の練習を始めるまではケーブルの種類など全く見分けがつきませんでした。

違う種類のケーブル試験で使えない工具で練習しても意味がないので。間違って購入するとお金が非常にもったいないです。

量り売りがない

ホームセンターで売られている材料は量り売りがないものもあるため、過剰に購入してしまう可能性があります。

そのため、ネット販売よりも割高になりやすいです。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
ケーブルやPF管はm単位での販売となるため、過剰になると思います。

売り切れが取り扱いがない場合がある

材料によってはホームセンターで取り扱いがない場合もあります。

在庫がない場合は取寄せてくれますが、また取りに行く手間を考えるとネットでの購入がいいです。

交通費がかかる

ホームセンターへ交通費もかかりますし、1店舗で商品が揃わない場合は数件回る必要があるかもしれません。

最近はガソリン代も高いので、自宅から遠い場合はネットがおススメです。

結局ネットが安い

私の場合は、半日かけてホームセンターの価格を調べてネットと比較しましたが、結局ネットが安いことに気づきました。

すべて揃えるとかなりの重さになる

練習用材料はすべて揃えるとかなりの重さになります。

ホームセンターで購入しても車がないと運ぶのが難しいですし、女性にとってはかなり大変だと思います。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
ケーブルは10mで約1kgの重さがあります。

余計な買い物が増える

ホームセンターに行くと、購入の予定がないのに買いしてしまったことありませんか?

安く済ませるために行ったのに余計ない物を買ってしまったり、外食したりで、お金を使ってしまいます。

ホームセンターでの購入が危険な理由

電気工事士の技能試験に持込可能な工具は電気技術者試験センターで認められたものに限ります。

そのため、ホームセンターで工具の購入は買いなおしや、欠陥、失格で不合格のリスクがあります。

シン@独学マスター
シン@独学マスター
どれが電気工事士試験の対応していますか?

わかりません。
店員さん
店員さん

とホームセンターのスタッフに聞いてもわからないため、工具を買い慣れている人以外はおススメしません。

試験に持込できない工具

・電動工具(インパクトドライバーなど)
・黄色以外の圧着スリーブ工具
・回路計(テスター)等の計測機器

電材屋で購入

もし近くに電材屋があれば、ホームセンターよりは探す手間が省けるかもしれません。

電材屋であれば、ホームセンターのスタッフより専門知識があるので、見つけやすいでしょう。

営業日に注意

電材屋の多くは業者向けなので、土日は休みの場合が多く、ネットで購入する方が時間も金額も節約できると思います。

まとめ

ホームセンター好きの人は技能試験の材料工具を揃えたくなりますが、結果的にネットで購入した方や安く時間も節約できることがわかりました。

工具の買い間違え試験での失格を防ぐためにもなるべくネットで揃えるようにしましょう。

筆記試験の合格発表後には、すぐに売り切れてしまうため、筆記試験の合格がわかったらすぐに購入した方がいいです。

第二種電気工事士技能試験用練習セット

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  • この記事を書いた人

シン@独学マスター

40代文系素人が第二種電気工事士試験を独学で一発合格した勉強法を紹介!/国立大学を独学で合格/国家公務員試験を独学で合格/第二種電気工事士を独学で合格

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